プロ野球のトレーナーって時期によって仕事内容に差がありますか?
時期によって仕事内容やタイムスケジュールに差があります。
- 春季キャンプ(2月〜2月下旬)
- オンシーズン(3月上旬〜10月下旬)
- オフシーズン(11月上旬〜1月)
この記事では春季キャンプの仕事について解説します。
春季キャンプ地
球団によって異なりますが沖縄または九州であることがほとんどです。
春季キャンプは気温の高い沖縄や九州で行われます。
東京都の2月の平均気温は10℃ぐらいですが、沖縄では平均気温が20℃弱あります。
2月に東京都で冬用コートを着ている中、沖縄では日中は半袖、夜は上着一枚あれば快適に過ごせます。
暖かい環境なので選手も身体を動かしたり、オンシーズンに向けた準備をするには最適です。
春季キャンプの月間スケジュール
春季キャンプは2月1日から2月28日までの1か月間です。
1月31日までに全選手、全スタッフがキャンプ地に入ります。
球団によって多少差があるかもしれませんが、基本的には全選手が春季キャンプに参加します。
月間スケジュールは年によっても変わりますが、「3~5日間練習して1日休日」を1クールとして5~6クールあります。
トレーナーも選手と同じ動きになるので3~5日間勤務して1日休日となります。
また、キャンプ序盤は練習が中心となり、徐々に練習試合や対外試合が開始されていきます。
春季キャンプ中の1日のスケジュール
春季キャンプのトレーナーの1日の流れを紹介します。
- 6:00~7:30:起床・朝食
- 7:30~9:45:ミーティング・練習前対応
- 10:00~15:00:練習・昼食
- 15:00~20:00:練習後対応
- 20:00~21:00:夕食
- 21:00~23:00:ミーティング・練習後対応
練習前の対応はストレングス&コンディショニング担当はウォーミングアップを中心に対応し、メディカル担当はストレッチ、物理療法、テーピング等の対応を行います。
練習後の対応はストレングス&コンディショニング担当はウエイトトレーニングを中心に対応し、メディカル担当はリカバリーを目的としたマッサージ等の対応を行います。
春季キャンプが序盤は練習後のリカバリー目的のマッサージを受ける選手は少ないので21時以降の対応は少ないです。
しかし、春季キャンプが終盤に差し掛かると疲労がピークとなり、リカバリー目的のマッサージを受ける選手が増え、夕食前に終わらず、夕食後にもマッサージ対応することが増えてきます。
春季キャンプの休日
基本的には自由に過ごせます。
- 観光する
- 買い物する
- 食事に出かける
- 散歩する
- ゴルフに行く
- 部屋にこもってダラダラ過ごす
- ウエイトトレーニングをする
行動範囲は重なるので外出先で選手やスタッフに会うことも結構あります。
休日ぐらいは気分転換に誰にも会わずに過ごしたいですね。
春季キャンプ体験談
入団して初めての春季キャンプはしんどかったです。
入団して初めてのキャンプは環境が変わって大変な場合が多いと思います。
プロ野球では選手だけでなく、数多くのスタッフがいて1か月間で名前と顔が一致した方は半分ほどしきませんでした。
トレーナーとしても簡単に選手に信頼してもらえることはありません。
ただ、辛いことだけでなく楽しいこともあります。
選手が食事に連れて行ってくれて普段食べないような高級なお店で値段を気にせず美味しいものを食べられるのこともありました。
朝も早く、夜が遅いので仕事は大変ですが、その他の時間を楽しんでストレスを発散するのが大切だと思います。
まとめ
プロ野球トレーナーの春季キャンプの仕事をまとめます。
- 春季キャンプ地
- キャンプ地は沖縄または九州
- 春季キャンプの月間スケジュール
- 3~5日間練習して1日休日
- 春季キャンプ中の1日のスケジュール
- 6時起床、23時まで仕事になることも
- 春季キャンプの休日
- 休日は各々自由に過ごしている
- 春季キャンプ体験談
- 選手が食事に連れて行ってくれることも
ありがとうございました!