トレーナーさんっていつも遅くまで仕事していますね。
スポーツトレーナーの拘束時間は長い場合が多いですね。
拘束時間に見合った給料もらえてますか?
この記事ではプロチームに所属するトレーナーの時給はいくらなのか計算してみたので解説します。
スポーツトレーナーの勤務時間
まずは勤務時間を計算してみました。
まず勤務時間ですが、プロ野球のトレーナーはオンシーズンとオフシーズンで差が大きい為、オンシーズンとオフシーズンに分けて計算してみます。
オンシーズン
- 出勤日数=234日
- 総勤務時間=2808時間
出勤日数
プロ野球トレーナーのオンシーズンは2月~10月(9ヵ月)=273日(39週)となります。
オンシーズン中は週休1日なので「273日−39日」で出勤日数は234日となります。
勤務時間
オンシーズン中の1日当たりの勤務時間は約12時間なので234日×12時間で総勤務時間は2808時間となります。
オフシーズン
- 出勤日数=33日
- 総勤務時間=264時間
出勤日数
プロ野球トレーナーのオフシーズンは11月~1月(3ヵ月)=92日(13週+1日)となります。
オフシーズン中は週休4~5日なので「92日−59日」で出勤日数は33日となります。
勤務時間
オフシーズン中の1日当たりの勤務時間は約8時間なので33日×8時間で総勤務時間は264時間となりますね。
年間の合計勤務時間
オンシーズン=2808時間、オフシーズン=264時間なので合計3072時間ということになります。
平均的な理学療法士と比較
平均的な理学療法士の月間勤務時間は164時間(時間外含む)なので164時間×12ヵ月とすると合計1968時間となります。
単純に計算してもプロ野球のスポーツトレーナーとして働く理学療法士は世の中の平均的な理学療法士と比較して1.5倍以上の時間勤務していることになります。
労働基準法には下記のように書かれています。
使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。
使用者は、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければいけません。
使用者は、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。
しかし、プロスポーツのトレーナーは業務委託契約の場合が多く、労働基準法は適応されません。
スポーツトレーナーの年収
スポーツトレーナーの平均年収とプロ野球トレーナーの年収について解説します。
一般的なスポーツトレーナーの年収
スポーツトレーナーの年収は「ピンキリ」です。
給料BANKというサイトではアスレティックトレーナー(スポーツトレーナー)の平均年収は466万円~613万円とされています。
あるプロ野球チームトレーナーの年収
プロ野球チームトレーナーの年収は500万~550万ぐらいからスタートし、中堅になると600万~700万、管理職になると800万円以上になります。
これが多いのか?少ないのか?判断するためには時給換算してみました。
スポーツトレーナーの年収を時給に換算
勤務時間と年収から時給を計算してみました。
あくまでもあるプロ野球チームのトレーナーの年収を元にしているということを頭に入れたうえで読んでください。
全てのプロ野球チームのトレーナーがこの年収ではないと思いますし、他のスポーツであれば全く違う可能性もあると思いますのであくまでも参考程度にしてください。
プロ野球チームの中堅トレーナーとして年収650万円と仮定して話を進めます。
650万円(年収)÷3072時間(年間の合計勤務時間)=約2,115円
時給換算するとあまり大きな差はないということがわかります。
まとめ
プロチームに所属するトレーナーの時給についてまとめます。
- 勤務時間は平均的な理学療法士の1.56倍
- 平均的な理学療法士の時給=約2,140円
- プロ野球チームの理学療法士の時給=約2,115円
ありがとうございました!