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【スポーツトレーナー】理学療法士がスポーツ関係に就職するためには?課題や資格も紹介!

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理学療法士

理学療法士ってスポーツ分野で働けますか?

ぴーすけ

スポーツ分野で活躍している理学療法士は増えています。

理学療法士

将来スポーツ分野で働きたいので必要なことを教えてください!

ぴーすけ

この記事では理学療法士がスポーツ関係に就職するために必要なことを解説します。

理学療法士の長所を伸ばす

ぴーすけ

スポーツ分野で働いていて感じた理学療法士の長所を紹介します。

理学療法士としてスポーツ分野に関わるために長所を伸ばしましょう。

理学療法士がスポーツ分野で活かせる長所は主に3つあります。

  1. 病態評価スキル
  2. 動作分析スキル
  3. 医師とのコミニュケーションスキル

病態評価スキル

病態評価は理学療法士が最も得意とするところです。

チームに所属していて怪我をした選手の病態評価をすることが多いのは理学療法士です。

可動域や筋力、感覚検査だけでなく、整形外科テストエコー検査などを組み合わせて病態を評価していきます。

評価結果から通院画像検査の必要性を判断し、チームドクターと連携します。

最近ではスポーツ現場にエコーが導入されているケースが多く、エコーを用いた病態評価スキルは他のトレーナーと差別化を図れるポイントでもあります。

スポーツ分野で働くことを視野に入れるのであればエコーを用いた病態評価スキルはあって損はないでしょう。

動作分析スキル

動作分析は病院とスポーツ現場で共通する長所です。

病院であれば歩行や起居動作の動作分析が多いですが、携わりたいスポーツ動作の動作分析にも精通しておくと良いです。

オススメは下記の3つの方法です。

  1. 携わりたいスポーツを経験する
  2. 携わりたいスポーツの動画を見る
  3. 携わりたいスポーツのバイオメカニクス関連の文献を読む

スポーツ現場によっては動作分析を専門としたスタッフが常駐している場合があります。

そうしたスタッフと専門的な話をするためにはバイオメカニクスの知識が必要不可欠です。

全てを理解する必要はありませんが、バイオメカニクス関連の文献を事前に読んでおくと話についていけるでしょう。

理学療法士であれば養成校で運動学や物理学で基礎を学び、専門的な知識を取得しやすい環境にあると思います。

こういった点からも動作分析スキル理学療法士が差別化を図れるポイントになると思います。

医師とのコミュニケーションスキル

医師の指示の下、仕事をする理学療法士にとっては当たり前のことなので長所と感じている方少ないかもしれません。

しかし、様々な医療資格を持つスタッフがいる中で医師とのコミュニケーションスキルも他の医療資格と差別化を図れるポイントです。

理学療法士は臨床実習から就職先まで病院となることが圧倒的に多く、医師とのコミュニケーションが必須です。

しかし、他の医療資格である柔道整復師鍼灸・あん摩マッサージ師は臨床実習や就職先が接骨院や治療院となり、医師とのコミュニケーションを経験できない事が多いのです。

医師とのコミュニケーションでは専門知識も重要ですが、経験がモノを言います。

理学療法士であれば意識しなくても医師とのコミュニケーションスキルを磨けるのも強みです。

理学療法士の短所を克服する

ぴーすけ

今度はスポーツ分野で働いていて感じた理学療法士の短所を紹介します。

病院で働く理学療法士だった私がスポーツ分野に入って感じた理学療法士の短所は4つあります。

  1. アスレチックリハビリテーションに弱い
  2. トレーニングの知識が少ない
  3. 症状が無い選手のケア・トリートメントが苦手
  4. テーピングの経験が少ない

ただし、理学療法士でも講習会に参加したり、+αで資格を取得したりすることで十分カバーできます。

アスレチックリハビリテーションに強くなる

これはスポーツ分野で働きたい理学療法士にとって必須のスキルです。

スポーツチームが理学療法士を雇う理由は怪我した選手のリハビリテーションを担ってもらいたいことが多いです。

私も病院に勤務していたのでメディカルリハビリテーションには自信がありました。

しかし、スポーツチームに入ってメディカルリハビリテーションは選手の競技生活にとってほんの一部分でしかないということを痛感しましたね。

ベッドサイドでのメディカルリハビリテーションが終了した後は競技復帰に向けたアスレチックリハビリテーションが必要になります。

アスレチックリハビリテーションの質や量が確保できていないと再受傷してしまうリスクも高くなります。

理学療法士というリハビリテーションの専門家としてスポーツ分野に携わりたいのであればメディカルリハビリテーションだけでなく、アスレチックリハビリテーションのスキルも重要です。

アスレチックリハビリテーションに関しては講習会も沢山ありますし、書籍なども出版されています。

また、次項でも紹介しますがオンラインで受けられるNASM (National Academy of Sports Medicine(全米スポーツ医学協会)というアメリカの団体のパーソナルトレーナーの資格もオススメです。

トレーニングに強くなる

アスレチックリハビリテーションを行なっていく上でトレーニングが重要になります。

リハビリテーションでは低負荷でのエクササイズから開始しますが段階的に再発予防を目的としたトレーニングへとつなげていくことが重要となります。

再発予防を目的にトレーニング強度を上げたいと思ったときに病院での勤務経験しかない理学療法士は下記のようなことにつまずくのではないかと思います。

  1. どういった種目を選べばよいのか?
  2. 重量は自体重の何%で行えばよいのか?
  3. 良い動作or悪い動作を評価できない
  4. 漸増的に負荷を上げていくにはどうしたら良いのか?

そんな方にはトレーニングを体系的に学べてオンラインで取れる資格の取得がオススメです。

2つとも日本語で受講可能なので調べてみてください。

また、スポーツ分野ではオフシーズンやシーズン中のコンディショニング目的にピラティスやヨガを導入している選手も多数います。

ピラティスやヨガに精通しているというだけでスポーツ分野では差別化を図ることが可能になります。

今ではピラティスやヨガもオンラインで受けられる講座があるのでオススメです。

ケア・トリートメントに強くなる

スポーツ分野において怪我をしてリハビリテーションが必要な選手は一部であり、多くの選手はリカバリーするためにケアやトリートメントを受けています。

たとえ、リハビリテーション担当であってもリカバリー目的でケアやトリートメントを実施することもあるので必須のスキルです。

スポーツ現場では病院では見ることの無い様々なケアやトリートメントテクニックが使用されています。

具体的なテクニックに関しては下記にまとめてあります。

テーピングに強くなる

病院では毎日テーピングを実施している方は少ないのではないでしょうか?

スポーツ分野ではテーピングの希望が毎日のようにあります。

スポーツ種目によって求められるテーピング内容は異なり、関節の固定、筋のサポートテーピング、関節の誘導テーピングなど多岐に渡ります。

ラグビーやアメリカンフットボールであれば足関節が多いですし、野球であれば肩肘や腹斜筋など他のスポーツでは少ない部位にも貼付することがあります。

また、ゲーム中など早く巻くことが求められる事も多いです。

野球であれば試合中に巻くときに症状を確認して、巻くまでに2~3分しかないなんてこともあります。

講習会などで基礎を学んで経験を積んでいくのがオススメです。

スポーツ分野で活躍したいという強い気持ちを持つ

ぴーすけ

これが最も重要なことかもしれません。

これは感性の部分になります。

最初はスポーツ分野で活躍したいと思っていたけど年を取るごとに気持ちが薄れていく方は何人もいらっしゃいます。

強い気持ちを継続して持つことは最も大事な部分なのかもしれません。

狭き門であることを理解する

スポーツ分野の仕事だけで生活できる理学療法士はまだまだ少ないと思います。

しかし、スポーツ分野では理学療法士の専門性スキルは必ず必要になります。

他の医療資格と差別化を図れるか?理学療法士の強みを活かせるか?がポイントです。

環境の変化についていけるか?

スポーツ分野で働くというのは病院勤務とは比べものにならないぐらい環境が変化します。

スポーツによって多少差はありますが下記のようなことが変化します。

  1. 勤務地が変わる
  2. 競技場所に移動する必要がある
  3. 開催日競技時間に合わせた仕事になる
  4. オンシーズンオフシーズンで生活が大きく変わる

毎月毎日、目まぐるしく環境が変わっていきます。

環境の変化に適応して自分自身のコンディションを維持しながら、家族とも良い関係を築いていく器用さが大事です。

携わりたいスポーツについて知る

ぴーすけ

理学療法士としての勉強に「競技」の勉強をプラスしてみてください。

これは知識の部分になります。

スポーツ分野で仕事をしたいのであれば携わりたいスポーツに関して知っておく必要があります。

競技のルール・特徴を知る

競技に関して全く知らないよりは知っている方が良いです。

相手にする選手は同じ人間ですので身体を診る仕事という意味おいては同じです。

しかし、どのような競技においても「その競技に特徴的な動作」があります。

特徴的な動作はリハビリテーションや日々のケア、トリートメントの際に参考になると思いますので知っておいて損はないと思います。

競技者に特徴的な疾患を知る

競技のルールや特徴を知るよりも重要な部分になると思います。

「競技のルール・特徴を知る」でも説明しましたが、

特徴的な「動作」がある=特徴的な「疾患」がある

ということを意味しています。

理学療法士として専門性を発揮するためには最低限下記のことを知っておく必要があると思います。

  1. 携わっているスポーツに特徴的な疾患は何か?
  2. 障害予防には何が必要か?
  3. 日々のケア・トリートメントで気を付けることは何か?
  4. リハビリテーションで再発予防に何が必要か?

知識で全てを解決しようと思ってもうまくいかないことがあるとは思いますが、知識をうまく利用していけるといいですね。

トレーナーとしての経験を積む

ぴーすけ

考える前に行動しましょう!

これは経験の部分になります。

何事も「経験に勝るものは無い」ですね。

教科書や講習会で学んだ「知識」を実際に経験することでより深く、理解することができるからです。

スポーツ現場に出ると机上の勉強だけでは説明できないことがたくさん出てきます。

理学療法士は「頭で理解する」ことが得意な方が多いように思いますが、現場では失敗の数だけ成長できるのも事実です。

「知識」と「経験」のどちらが良いかではなく、どちらも欠けていけないと思っています。

まとめ

ぴーすけ

理学療法士がスポーツ分野で活躍するために必要なことをまとめます。

理学療法士

ありがとうございました!