日本アロマ環境協会について
公益社団法人日本アロマ環境協会はAroma Environment Association of Japan:AEAJとも呼ばれています。
AEAJは2005年に設立され、アロマテラピーの普及・調査・研究などの活動を行っています。
AEAJは内閣府に公益認定された、アロマテラピー関連で唯一の公益法人。植物の香りを用いた「アロマテラピー」を通じて人々の心身の健康に寄与することを目的に、アロマテラピーの普及・調査・研究などの活動を行っています。その一環として、アロマテラピー検定をはじめとした各種資格認定による、正しい知識と技能を持った人材育成に取り組んでいます。
AEAJ(日本アロマ環境協会)ホームページ
また、自然の香りある豊かな環境(アロマ環境)を未来につなぐため、環境カオリスタ検定や香育など、自然環境の保全・創造にむけた取り組みも推進しています。
アロマテラピー検定とは?
アロマテラピー検定とはAEAJが発行している民間資格で1級と2級があります。
- 日本アロマ環境協会(AEAJ)が発行している民間資格
- アロマテラピーの基礎知識や利用法などを体系的に学べる
- 年齢や経験の有無に関わらず誰でも受験可能
- 試験は年に2回実施(5月・11月)
- 受験料
- 2級:6,600円
- 1級:6,600円
- 併願:13,200円
数あるアロマテラピー資格のうち、最も有名で人気があり、受験しやすいのが”アロマテラピー検定”です。
自分のペースで学べて、アロマテラピーの知識を体系的かつ効率的に習得することができます。
試験は5月と11月の年2回実施されていますが、試験日の2〜3ヶ月前には申し込みが締め切られるので注意が必要です。
アロマテラピー検定|2級
2級は「アロマテラピーを正しく生活に取り入れるための知識」が問われます。
問題は55問あり、80%以上正答すれば合格となります。
出題範囲の精油プロフィールは11種類で、香りテスト対象のアロマオイルも9種類と少なめで入門編といえます。
アロマテラピー検定|1級
1級は「精油を目的によって使い分け、効果的に生活に取り入れるための知識」が問われます。
問題は70問あり、80%以上正答すれば合格となります。
出題範囲の精油プロフィールは30種類で、香りテスト対象のアロマオイルも17種類と大幅に増えます。
また、アロマテラピーの歴史も出題範囲となり、より踏み込んだ内容になっています。
上位資格もある
AEAJにはアロマテラピー検定に合格し、AEAJ会員になると受験できる上位資格が存在します。
- アロマテラピーアドバイザー
- アロマテラピーインストラクター
- アロマセラピスト
- アロマブレンドデザイナー
- アロマハンドセラピスト
アロマテラピーの知識を深掘りし、実践につなげていくために必要な知識や技術を学びたい方にオススメです。
また、AEAJ資格は国際的に通用するIFA国際アロマセラピストのカリキュラムに編入することができます。
IFA国際アロマセラピストを目指している方や途中で国際資格を目指したい!となってもカリキュラムに編入できるので無駄がなくて良いですね。
実際に試験を受けてみた
アロマテラピー検定1級を目標にして3ヶ月間スキマ時間を使って勉強し、試験の結果、無事に合格できました。
1日の勉強時間はバラバラでしたが、1週間に2時間程度の時間を勉強に当て、トータルで約30時間勉強しました。
下記に具体的に実施した方法を紹介します。
テキストで勉強
まず、効率よく勉強するために、テキストと問題集を購入してデータ化し、タブレットで勉強できる環境を作りました。
次に”本当の勉強法”を参考に4つのポイントを抑えて勉強を進めていきました。
- 問題は最初に1度解いておく
- スキマ時間を積み重ねる
- 文字で学ぶ前にビジュアルで学ぶ
- 何も見ずに思い出せるようにする
テキストでの勉強を始める前に問題集を一度解いてみました。
問題集を解くことで問題の形式や難易度、知らない言葉や記憶しなくてはいけないことがわかり、テキストでの勉強を進めるヒントになりました。
テキストでの勉強は電車の移動中や仕事の休憩時間などスキマ時間を利用し、植物の種類などはビジュアルも一緒に記憶できるよう画像を検索しながら勉強を進めました。
香りテストの対策
次に香りテストに出題されるアロマオイルを購入しました。
嗅覚は記憶との関連性が深いため、香りを嗅ぎながらテキストを読み進めると良いです。
また、似ている香りは単体で嗅ぐのでは無く、香りを比較するとわかりやすかったですね。
- レモングラス&レモン
- スイートオレンジ&ベルガモット
- ユーカリ&クラリセージ
- ジュニパーベリー&スイートマージョラム
試験に向けた対策
最後に勉強した内容を何も見ずに思い出せるようにトレーニングしました。
- 芳香浴しながら精油のプロフィールを思い出す
- 車の中で記憶していることを声に出して説明する
- 電車の中で”キーワード”から連想できることを思い出す
そして、1週間に1回ほど問題集を解き、記憶が曖昧だった部分を復習↔️思い出すトレーニングをスキマ時間に繰り返すようにしました。
テキスト・参考書・精油セット
オススメのテキストや参考書、精油セットを紹介します。
オススメのテキスト・参考書
AEAJの公式テキスト&問題集
AEAJが発行している2020年に改定された公式テキストと問題集です。
使われている写真もオシャレでテキストというよりも雑誌に近い感じですね。
世界一やさしいアロマテラピー検定
1冊にテキストと問題集が入っており、コスパが良いです。
また、暗記に便利な重要ポイントをまとめた赤シートに対応したページがあるので、試験直前の見直しにも便利です。
オススメの精油セット
コスパの高い精油セット
1級&2級の香りテスト対象の精油が全てセットになったコスパの高い商品です。
ただし、精油の容量が0.3ml〜1.2mlとやや少なめで、6滴〜24滴ほどしかないので試験対策用と割り切って購入するようにしましょう。
試験後も使える精油セット
1級&2級の香りテスト対象の精油が全てセットになった試験後も使える商品です。
精油の容量は2ml〜5mlで40滴〜100滴ほどあるので試験後もアロマテラピーを楽しみたい方にオススメです。
オススメの3点セット
1級&2級の公式テキスト・問題集・精油セットをまとめて購入したい方向けの商品です。
精油の容量は0.2ml〜1mlと少なめで、4滴〜20滴ほどしかないので試験対策用と割り切って購入するようにしましょう。
アロマテラピー検定はどんな人にオススメ?
どんな人にオススメできる資格なのか?をまとめてみました。
アロマテラピーを始めたい!
趣味としてアロマテラピーを始めたい方にはうってつけの資格といえます。
アロマテラピー検定では「正しく生活に取り入れるための知識」を学ぶことができます。
アロマオイルは植物からの抽出物ですが、使用する際の注意点があります。
アロマテラピーを正しく安全に楽しむ知識を習得しながら資格を取れるのが良いですね。
仕事の幅を広げたい!
医療業界や美容業界でもアロマテラピーによって仕事の幅を広げることができます。
AEAJホームページは具体的にどのようにアロマテラピーの知識を生かしているのかが、体験談とともに掲載されています。
仕事の幅を広げたり、新しい仕事にチャレンジするきっかけにしてみてはどうでしょうか?
アロマテラピーの専門家として活躍したい!
アロマテラピー検定は上位資格を目指す入門の資格といえます。
AEAJ資格はIFA国際アロマセラピストのカリキュラムに編入できるものがあり、将来アロマテラピーの専門家として活躍したい方にもオススメです。
入門編のアロマテラピー検定に合格して、より深くアロマテラピーを学んでみたいと思った時に無駄にならないのでオススメです。
まとめ
アロマテラピー検定1級&2級について体験談も交えて紹介しました。
アロマテラピーを始めたい方にオススメの資格です。
アロマについて深く知ることで、今よりもより一層アロマテラピーを楽しめると思います。