イミダペプチドとは?
イミダペプチドはイミダゾールジペプチドとも呼ばれ、特に鶏むね肉に多く含まれている成分です。
イミダゾール基を含むアミノ酸のジペプチドの総称で複数の種類があります。
イミダペプチドの効果
イミダペプチドには”抗疲労効果”がある
イミダペプチドには疲労を軽減する効果があります。
イミダペプチドは「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」という先進的な疲労研究を行っている7大学、食品や医薬品メーカー19社、大阪市によって新たに確認された成分です。
上記プロジェクトでは23種類の抗疲労効果のあった成分を比較し、その中で最も効果があったのがイミダペプチドというわけです。
23種類の中でイミダペプチド、コエンザイムQ10、アップルフェノン、クロセチン、クエン酸、オルニチンに抗疲労効果が認めらました。
イミダペプチドの抗疲労効果は抗酸化によるものと考えられています。
”抗疲労効果”の科学的根拠
抗疲労効果は下記のような実験を行って検証しています。
4時間の身体作業または精神作業を与えたあとの4時間の回復過程において23種類の食品成分の疲労に対する効果を調査。
要するに下記のような流れの実験で検証されました。
- 身体作業・精神作業を4時間実施
- 23種類のいずれかの食品成分を摂取
- 回復過程を4時間モニタリング
身体作業や精神作業は日常生活や仕事、スポーツ等をイメージした作業を実施したと思われます。
この回復過程において最も効果があったのがイミダペプチドです。
イミダペプチドの安全性
イミダペプチドは下記のように安全性が確認されています。
イミダペプチドを1200mg含む飲料を4週間継続摂取した際の安全性について44名を被験者として検討。その結果、理学的検査、血液学的検査、血液生化学的検査、 尿検査、問診のいずれにおいても安全性上問題は認められていない。
イミダペプチドを400mg含む飲料を12週間摂取した際の安全性について44名を被験者として検討。その結果、理学的検査、血液学的検査、血液生化学的検査、尿検査、問診のいずれにおいても安全性上問題は認められていない。
要するに2つの実験で検証されました。
- 高容量・短期間摂取した場合の安全性
- イミダペプチド1200mg/日を4週間継続して摂取
- 低容量・長期間摂取した場合の安全性
- イミダペプチド400mg/日を12週間継続して摂取
どちらの場合でも安全性が確認されています。
イミダペプチドサプリの選び方
イミダペプチドのサプリメントを選ぶ際には粗悪品に注意しましょう。
イミダペプチド含有量を確認
イミダペプチドは1日に200mg〜400mg摂取することで効果があります。
購入する際にはサプリメントのイミダペプチド含有量を確認するようにしましょう。
サプリメントによってはイミダゾールジペプチド含有チキンエキス(以下、チキンエキス)と表記されている商品もあります。
しかし、チキンエキスにはイミダペプチドが10%以下しか含有されていないため、2000mg〜5000mg摂取する必要があります。
イミダペプチド確証マークを確認
イミダペプチド確証マークはイミダペプチドを200mg以上含有していることを証明しています。
購入する際には信頼できるイミダペプチド確証マークのついたサプリメントがオススメです。
サプリメントのタイプを確認
イミダペプチドのサプリメントには以下のようなタイプがあります。
- カプセルタイプ
- ドリンクタイプ
- パウダータイプ
自分の飲み方に合ったタイプを選ぶと良いでしょう。
次章には実際に3つのタイプを飲み比べてみて感じたことをまとめてみました。
サプリメントのタイプを比較
ここではオススメできる㈱日本予防医薬のイミダペプチドのサプリメント3種類を比較してみます。
イミダペプチド|ソフトカプセル
- 3粒でイミダペプチド200mg配合
- 1日当たり221.5円(最も安価)
- 外出先にも持参しやすい
- カプセルを飲み込むのが苦手な人には向かない
- サプリメントを飲み慣れている方にオススメ!!
ソフトカプセルは3粒でイミダペプチドを200mg配合しています。
90粒入り(30日分)で6,645円なので1日あたり221.5円になります。
ソフトカプセルタイプなので水またはぬるま湯と一緒に飲む感じですね。
メリット
安価である
今回紹介しているサプリメントの中でイミダペプチド200mgあたりの価格が最も安価です。
まずはイミダペプチドサプリメントを試してみたい方にオススメです。
外出先に持参しやすい
ソフトカプセルタイプは軽量で袋にジッパーがついているので外出先に持参しやすいです。
職場や旅行先などに持っていきたい方にオススメです。
デメリット
飲み込むのが苦手な人には向かない
ソフトカプセルタイプはサプリメントを飲み込むのが苦手な人には向きません。
サプリメントを飲み込むのが苦手な人は別のタイプを選ぶと良いでしょう。
イミダペプチド|ドリンク
- 1本でイミダペプチド200mg配合
- 1日当たり250円
- 冷やしておけばいつでも飲める
- 外出先には持参しにくい
- あまり美味しくない…かも?
- 栄養ドリンクを飲み慣れている方にオススメ!!
ドリンクは1本30mlでイミダペプチドを200mg配合しています。
30本入りで7,500円なので1日あたり250円になります。
瓶に入ったドリンクタイプなので冷やしてそのまま飲むことができます。
メリット
いつでも飲める
冷蔵庫に冷やしておけばいつでも飲むことができます。
仕事に行く前や風呂上りに栄養ドリンク感覚で飲みたい方にオススメできます。
成分が沈殿するので良く振ってから飲みましょう。
左:振った後 右:振る前
デメリット
外出先に持参しにくい
瓶に入ったドリンクなので外出先に持っていくには割れないよう注意しなくてはいけません。
本数が増えると重さも気になるところですね。
あんまり美味しくない…かも?
味に関しては好みが分かれるかもしれません。
実際に飲んでみて美味しいとは感じませんでしたが、他の味もあるので色々な味を試してみても良いかもしれません。
イミダペプチド|アスリート
- 1包でイミダペプチド200mg+クエン酸4000mg配合
- 1日当たり348円(最も高価)
- クエン酸も同時に摂取できて飲みやすいライム風味
- 水を用意する必要あり
- 水分補給と高い疲労回復効果を期待する方にオススメ!!
アスリートは1包でイミダペプチド200mg+クエン酸4000mgを配合しています。
10包で3,480円なので1日あたり348円になります。
パウダータイプなので500mlの水に溶かして飲みます。
メリット
クエン酸も配合している
クエン酸にも抗酸化作用があるため、イミダペプチド単独で摂取するよりも効果が高くなると思います。
私は実際に飲んでみて今回紹介している3つの中で最も効果が高いと感じました。
美味しく飲める
ライム風味でスポーツ時にも飲みやすい味になっています。
酸味の強いスポーツドリンクのような感じでしょうか?
スポーツ時に水分補給をしながらイミダペプチドを摂取したい方にオススメです。
デメリット
値段が高い
イミダペプチドだけでなく、クエン酸が配合されていることもあってやや高価になっています。
また、500mlの水に溶かして飲むので水も用意する必要があります。
実際に飲んでみた
実際に3種類のイミダペプチドサプリメントを2ヶ月間、推奨量である1日200mg摂取してみました。
とても高い効果を実感しています。
高い効果を実感できた
全てのタイプのサプリメントを飲んでみてとても効果があると感じました。
- コーヒーを飲むよりも仕事に集中できる
- 睡眠時間が短くても眠くなりにくい
- 夜飲むと目覚めがスッキリ
- イミダペプチド|ソフトカプセル
- 一番飲みやすい
- 持ち運びにも便利
- イミダペプチド|ドリンク
- あまり美味しくない
- 即効性があるように感じる
- イミダペプチド|アスリート
- 美味しいのでガブガブ飲める
- 一時的にトイレが近くなる
効果を感じにくい時は?
飲んでみて効果を感じにくい方もいるかもしれません。
日本予防医薬のホームページには効果の実感には個人差があり、「約半数の方が1週間で効果を感じた」との記載があります。
また、最初の10日間はイミダペプチドを1日に400mg摂取し、体内にイミダペプチドの成分を蓄積させることで疲労感の軽減を実感しやすくなるとのことです。
数回摂取して「効果がない」と飲むのをやめるのではなく、摂取する期間や摂取量を増やしてみることで効果を実感できる場合もあるので試してみてください。
まとめ
疲労回復にオススメできるイミダペプチドのサプリメントを紹介しました。
私も効果を実感して飲み続けていますので是非皆さんも飲んでみてくださいね。